食べたい欲求は抑えきれないもの?
夏は食欲が落ちる時期。しかし、それでもやはり仕事をしている人は、最低でも1日2食は食べるだろう。日々の楽しみにデザートがやめられない、という人も多い。
「仕事だから体力を持たせるために」という理由や、「どうしてもこれだけは楽しみだからやめられない」という食べ方をしている人は意外と多い。
その食べ方を変えるだけで、苦手な運動をしなくても、カロリー計算をしなくても、好きなものを食べたくてもOKで、とにかくずぼらな人でも痩せられる、というダイエット方法をご紹介したいと思う。
「ちょっと」で見極める
ご紹介したいダイエットは、テレビなどでも紹介され、注目を集めている「ウェイ・ダウン・ダイエット」だ。どういうダイエットかというと、
「おなかが空いたらすこしだけ食べる」というダイエット方法だ。この「少しだけ食べる」というのが大きなポイントとなってくる。
「少しだけ食べる」ということでどういう効果が得られるかというと、少し食べたことによる満腹感と、少ししか食べていないことからの空腹感が交互に訪れる。現代の生活において失われがちな、空腹感と満腹感を正常なリズムで体にもたらすことが可能なのだ。
そして、正常なリズムで満腹感と空腹感をもたらすことができれば、「おなかは空いていないけどなんとなく食べる」から、「おなかが空いたから食べよう」という意識に変わってくる。そうすると、本当におなかが空くまで食べなくても平気、という風に意識が変わってくる。よって、無駄な食べ方をやめることが可能になるというわけだ。
もちろん、食べるものは「食べたいもの」でOK。フランス料理の1品であってもそれが食べたければ食べてよい。
また、おなかが空いたと思えば回数の制限なく何度でも食べてよいため、ストレスも感じないのがこのダイエット法の大きな特徴だ。
最初から少量が難しいという人は、これまでの食事の量を半分に減らしてみるところからスタートしてもいい。また、暖かいお茶などの水分を摂取しながら、よく噛んで食べると、少量の食事でも満腹感は得やすい。「麺類はあまり噛まないで飲み込んでしまう」という人は、まず麺を噛んでみるところからスタートすればいいだろう。また、皿には最初から食べるだけの量を盛り、食べ終わって物足りなくてもおかわりはしない。こういう方法を取るのがこのダイエットの特徴である。
物足りない場合でも、まずおかわりをするのではなく、心の中でこう考えるといい。
「1時間後にまだおなかが空いていたらまた食べてもいいんだから、とりあえず1時間だけ我慢しよう。」こうやって心の中で逃げ道を作ることにより、食べたいという欲求を抑えることができる。そうして欲求を抑えているうちに満腹感が訪れることが多いので、結局食べずに済んでしまうのだ。
注意すべき点は、ちょっと食べて、「おなかが空いているから食べている」のか、「おなかは空いていないけど食欲があるから食べたい」のかを見極めること。食欲のせいで食べたい場合は、一口食べたらもうそれでやめておき、本当の空腹感が来るまで食べるのを待ったほうがいいだろう。
もう一つの注意点としては、いくら「ちょっと食べる」と言っても、食べる量を極端に減らさないこと。食べる量を極端に減らしてしまっては、満腹感が得られず意識のコントロールができなくなってしまうためだ。
自分に合ったちょうどいい「ちょっとの量」を見極めて、空腹と満腹のコントロールをする、それがこのダイエットのキモである。
実際にこのダイエット法で、1年半で137kgの減量に成功した人の実例もある。先日、CX系の番組、「ザ・ベストハウス123」でも紹介されたばかり。「ちょっと食べる」でダイエットに成功できたら、ストレスを感じず痩せられた!ということになりそうだ。
ザ・ベストハウス123