心を蝕む前に・・・
ダイエット中の皆様。頑張っているだろうか?これからの時期、より一層ストイックになってはいないか?単品ダイエットに走っていないか?過度な食事制限を課していないだろうか?3日以内で、やけ食いをし、自己嫌悪に陥っていないか?すべてにハイ。と頷いたあなたは読み進めて欲しい。
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Feeling Down By viennacafe)
まず、厚生労働省の調べによると、
うつ病などの気分障害の患者数の推計が、平成8年の43.3万人から、平成20年には104.1万人と、12年間で2.4倍に増加。
なぜ急にうつ病?関係あるの?関係あるのだ。(引用部分 厚生労働省)
上記のすべて当てはまっている方は、きっとバランスのとれた食事をダイエットのメニューに組み込んでいない可能性が高い。その結果、タンパク質の摂取量が減少してしまい、必須アミノ酸の一種、トリプトファンが不足し、セロトニンを生成することが不可能になってしまっているかもしれない。それはなんだか大変そうだ!?と真剣になって欲しい。
なぜならこの
脳内物質セロトニンの不足は、イライラや不安などのうつ症状を引き起こしてしまうからだ。ちなみに、充足している場合は、幸福感や活力などのポジティブな感情が脳内に伝達される。(心が弱い・・・と嘆く前に、一因として、食生活を見直してみては?)
当たり前だが、回避方法はあるのでご安心を。
回避するためには、まず食生活に、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・リン脂質などの栄養素を摂取することからはじめてみよう。
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Sunflower By twicepix)
セロトニンを生成するためには、タンパク質を含む、肉・魚の赤身、乳製品、大豆製品などの栄養素を摂取すること。さらに、食学で人々の美容・健康を担う
国際食学協会は
タマネギ、にら、しそ、レタス、セロリなどの香りのある野菜には、神経をリラックスさせ沈静させる効果があり、五月病対策として推奨していた。
ダイエット中に起こるイライラや気分の沈みは、“食べたいのに、食べられないから”や“思うように痩せないから”などの原因も上げられるが、
大事な栄養素を摂り忘れている事も一理あるので、一度食生活を、見直してみる価値はありそうだ。(セロトニンを摂ることで悩みにくい脳へとシフトチェンジするので、悩む前に摂取を心がける)
そして、セロトニンを増やすことで、ストレスからくるやけ食いを防止してくれる働きもあるので、
実は、ダイエッターにとっては、鍵となる栄養素であるのだ。その他にも、
規則正しい生活や軽い運動、深呼吸、咀嚼などでもセロトニンは充足されるとする。(現代は、エンターテイメントが溢れているので、ついつい夜更かししてしまう方も少なくないのでは?そうゆう方は他で、セロトニンを獲得していこう)
終わりに、
ダイエットイコールうつ病と限っている訳ではないので必要以上に怖がることはないが、ダイエットを始めて、「なんだか気分が滅入りやすい」「イライラしやすいなぁ」など感情のコントロールが上手くいかないと感じることがあれば、またこの記事を一読して欲しい。

厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2010/07/03.htmlIFCA
http://www.shokugaku.net/うつなび
http://utu-navi.com/topics_detail3/id=72マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/